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古い知り合いが慢性疲労症候群に乳癌を合併しました [治療法]

 かつて慢性疲労症候群の治療は、漢方治療だけで行なっていた時期がありました。
漢方治療しかやらせてもらえなかったのです。
それでもいろいろと工夫して治療してきました。
その黎明期に診察していた慢性疲労症候群の患者さんが、治らずに乳癌を合併したのです。
乳癌は7ミリ程度で、今すぐどうなるものでもありません。
疲労倦怠感と背中の痛みが辛い状態が長期に渡り続いていたのです。
かつての所長の治療では治らずに、あきらめて脱落していたのです。
今回乳癌が発見され、心細くなったため受診されたのでした。

 薬物治療では効果がないため、痛む背中をマッサージしてもらっていたそうです。
マッサージしてもらうと少し楽になる、しかしやがて痛くなる。
この繰り返しで過ごしてきたそうです。
このやり方は最悪の治療法です。

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ツボ押し棒を作成しました。名付けて班目式ツボ押し棒 [治療器具]

 このブログを訪問してくださる方はご承知と思いますが、当クリニックでは血液循環を大切に考えております。
そのため、湯たんぽによる身体の加熱・保温の大切さを強調してきました。
身体を加熱し易くする湯たんぽの開発まで行なってきました。
湯たんぽ製造日本一のマルカ株式会社さんには、利益がでない湯たんぽを作っていただいております。
湯たんぽ美人という名前の湯たんぽです。
普通の会社では、絶対にやってくれないようなことをしていただいております。

 病気治療には身体の加熱・保温だけでは不十分なのです。
全身に血液を十分にめぐらすためには、筋肉の異常なこりを改善させる必要があるのです。
所長は西洋医学のほか、伝統医学を利用して難病治療に従事してきました。
単純なツボ刺激だけでは筋肉の異常なこりは改善し難いことを経験してきました。
その欠点を改善させるために、筋肉の刺激法を考えに考え抜きました。
 その結果、マルカ株式会社さんに無理を承知でツボ押しの器具を作成していただきました。
なぜ無理なのか?
なにしろマルカ株式会社さんは金属加工の会社なのです。

ツボ押し器具は木製がよろしいと考えたのでした。
金属加工の会社に木製製品をお願いするのは、実に非常識なことです。
かつてアンアンの『体にいいもの大賞』を受賞した、『爪もみワニくん』は木製で、マルカ株式会社さんの製品でもあるのです。
このように所長はこれまで、マルカ株式会社さんにかなりの無理をお願いしてきました。

 ここで今回紹介するツボ押し棒が登場するのです。
この器具は、拙著『「首のスジを押す」と超健康になる』に記載した筋肉のこりを改善させるために便利な器具です。
通常のツボ押し棒はまっすぐですが、マルカ株式会社さん作製のツボ押し棒は湾曲しているのが特徴です。
そのため、広範囲の刺激がしやすくなりました。

 まだ一般には販売しておりません。
当クリニックのみの限定品です。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

交通事故後の患者さんの話 [治療法]

 交通事故というと、自動車にはねられたと思うでしょう。
今回紹介するのは、自転車にはねられた患者さんの話です。

50歳代の女性が歩道を通行中、わき道からでてきた自転車にはねられたのです。
側面から突然でてきた自転車には対処のしようがありません。
転倒したため、腰椎の圧迫骨折という大けがをしてしまったのです。
左半身の打撲もありましたが、腰椎の圧迫骨折が最も重篤なケガでした。

厳重にコルセットを使いなんとか回復したのですが、左の肩が挙がらなくなってしまったのです。
整形外科でリハビリを頑張ったら、ようやく挙がるようにはなりました。
しかし、左腕を挙げられる範囲は非常に狭いものでした。

なんとかならないか、ということで受診されたのでした。
経過を考えると、打撲の影響が大きいようです。
まず、首のスジを刺激しました。
明らかに左右差がありました。
挙上できない左の首のスジが固いのです。
さらに腕の付け根にも極端な筋肉のこりがありました。
そこを刺激しても、腋窩の筋肉のこりがありました。
これらのツボを刺激したら左腕の挙上が容易になり、左右差がなくなりました。

リハビリは役に立たなかったのですね、としょんぼりされました。
リハビリをしていたからこそ、この程度の刺激で改善したのでしょう。
と慰めました。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

便秘で苦しむ50歳台男性の話 [病態]

 7-8年前から便秘がひどくなり、消化器内科で検査を受けたのですが、原因となる病変がみつからなかった標記の患者さんが受診されました。
下剤の効きが悪く、多めに飲むと下痢してしまい、おなかが落ち着かないそうです。
便秘のほかには糖尿病・狭心症が合併しております。

診察すると、おなかが冷たいのです。
二の腕やお尻・太ももも冷たいのです。
午後の診察で昼食後2時間以上経過しておりましたが、胃には食物や水分が貯まっているのが触診あるいは聴診で判りました。
腸にはガスが貯まっており、打診では腹部は鼓音を呈しておりました。
胃腸に食物やガスなどが貯まっていると、首や背中の筋肉がこってくるのです。

背中の筋肉のこりがひどくなると、胃腸の動きが悪くなるのです。
胃腸の調子が悪いので背中の筋肉がこり、背中の筋肉がこるので胃腸の調子が悪くなるという悪循環の中で生きてきたのでしょう。

 やらなければいけないのは、おなかがある程度温めることです。
湯たんぽを身体にあてがって,内臓の循環血液量を増やすことが最も大切な治療となります。
そのうえで、筋肉の異常なこりを改善させる方向に向かえば治るでしょう。
 湯たんぽ加熱はストレスが少なくなった状態と同じ変化がでます。
そのため、糖尿病が落ち着く方向に向かいます。
ストレスが多いと動脈が縮むため血圧を高くし、心臓の負担が大きくなります。
狭心症がある、この患者さんにとっては心臓の負担は軽くしなければいけません。
そのためにも湯たんぽ加熱は重要なのです。

 湯たんぽ加熱で便秘が治るだけではなく、下痢や交替性便通異常も改善するのです。
一見すると真逆の症状ですが、内臓に流れる循環血液量が増えると、大腸の機能がよくなるので
下痢も便秘も交替性便通異常も治るのです。

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期外収縮が多発している患者さんの治療 [具体的な症例]

 古い友人に会いました。
顔色が悪く、歩く姿勢も悪いのです。
要するにいかにも具合が悪そうにみえたのです。

 話を聴いたらなるほど、この1ヶ月間脈が とぶ のだそうです。
循環器内科で心電図をとったら、期外収縮が多発していたそうです。
心カテ経由の処置を受けることになったそうですが、それが待てない状況のようです。
確かに手首の脈は触れませんでした。

 猫背の程度が悪いので、背中をみるとバリバリに筋肉がこっています。
その反対の肋間筋が限局的にでしたが、通常みかけないほど広範囲にこっているのです。
そのこりを指でほぐすと相当に痛かったようですが、 顔色がよくなってきました。
脈も触れるようになりました。
 さらに首のスジを刺激すると、肩や首が楽になりました。

 ここまで筋肉がこっていたならば、眠れなかったでしょう。
現代医学では筋肉のこりのケアが欠如しています。
筋肉のこりで出てくる症状がいかに多いか!
筋肉のこりを改善させただけでよくなる症状がいかに多いか!
どの病院に行っても治らなかった症状が、極めて短時間で改善することがいかに多いか!
 筋肉の異常なこりを改善させるとこのようなことが起こるのです。

綿花を利用した間接灸ならばこれほど痛くはないのですが、モグサを使えない状況だったので指での刺激となりました。
肋間筋のこりが著しかったために、心臓に十分に血液が回らなくなったのでは?と考えました。
さらに首のスジを刺激して迷走神経の機能を賦活したために、期外収縮が改善したと考えました。
この考え方は一般的な考え方ではありませんが、可能性は高いと思います。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com